2024年の英国純移民、半減して43万1000人に
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【5月23日 AFP】英国の純移民数が2024年に半減したことが、22日に発表された最新の公式統計で明らかになった。移民政策をめぐり批判を受けているキア・スターマー首相にとって歓迎すべきニュースとなりそうだ。
純移民は入国者数と出国者数の差。国家統計局(ONS)は、昨年の純移民数を43万1000人と推定した。2023年12月までの1年間に記録された86万人から劇的に減少し、新型コロナウイルスのパンデミック以降最大の減少となった。
ONSは報告書で「長期的な純移民数はほぼ半減した」として、「就労および学業関連のビザでの入国者数が減少している」と述べた。
また、「2024年12月までの12か月間で出国者数が増加した」と記録しており、特に就労および学業ビザでの出国者が増えている。
前の保守党政権はこれらのビザの申請規則を厳格化していた。
移民問題は英国政治の重要な争点となっており、スターマー首相は5月12日に厳格な新政策を発表。英国境の管理を「取り戻す」と誓った。
これらの措置には、海外からの介護労働者の削減、移民が定住資格を得るまでの期間の延長、外国人犯罪者を強制送還する新たな権限が含まれていた。
一方で統計では、2023年12月から24年12月にかけて、亡命申請者数が8万人から9万5千人に増加したことも示された。
また、別の統計によると、不法移民の数も増加しており、今年初めから1万3500人以上が小型ボートなどで英国に到着している。(c)AFP