【5月22日 AFP】オーストラリア東部で21日から22日にかけて豪雨に伴う洪水が発生し、これまでに1人の死亡が確認された。河川の増水による道路の冠水などで、約5万人が孤立状態に置かれている。

警察によると、最大都市シドニーの北約400キロに位置し、丘陵地帯と緑豊かな谷が広がるミッドノースコーストで、浸水した住宅から63歳の男性の遺体が発見された。

住民たちは押し寄せる水を避けるため、車や住宅、幹線道路の橋の上などに避難した。およそ2500人の緊急対応要員が被災地に派遣され、救助ボートやヘリコプター、数百機の捜索用ドローンが投入されている。

この2日間で、すでに4か月分を超える降雨量が記録されており、また今後もさらなる雨が予想されている。(c)AFP