【5月22日 東方新報】5月20日に開催された「広州市重点外資企業ラウンドテーブル会議」で明らかにされたデータによると、2025年1月から4月までの間に広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で新たに設立された外資系企業は2662社で、前年同期比14.8%の増加となった。重点外資企業の広州への投資は、引き続き積極的に拡大されている。

 会議で公表されたその他のデータによれば、今年1~4月の広州市の実際の外資導入額は115.2億元(約2308億8450万円)で、前年同期比1.4%の増加となった。広州市内にある5万200社の外資企業は、全企業数のわずか1.8%を占めるに過ぎないが、市全体の輸出入総額の約3割、工業総産出額と規模以上企業の付加価値額の約4割を担っている。

 過去5年間で、広州市が実際に利用した外資の総額はおよそ2800億元(約5兆5972億円)に達し、広州に投資する「世界500強」企業は362社に増加、進出済みプロジェクト数は2025件となった。

 広州市商務局の関係者は、「世界経済の回復が圧力を受けているなかでも、千年の商都である広州はその強靭な経済力と活力を再び示しており、これが多国籍企業による継続的な投資を引き寄せている」と述べた。

 また、今年4月には「2025年広州外資安定化行動計画」が発表され、新たな外資奨励政策が実施された。これにより、1社あたり年間最大5000万元(約9億9950万円)の奨励金を受け取ることが可能で、政策期間中の合計では最大1.5億元(約29億9850万円)に達する。(c)東方新報/AFPBB News