新ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」構想を正式発表 トランプ氏
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【5月21日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は20日、新ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」構想の詳細を発表した。約3年後には運用を開始できる見込みだとしている。
トランプ氏はホワイトハウスで、「大統領選の際に最先端のミサイル防衛システムを構築すると公約した」とし、「きょう、その構想を採用したことを発表できてうれしく思う」と語った。初期費用として250億ドル、最終的な費用は約1750億ドル(約25兆円)に上る可能性があると述べた。
「ゴールデンドームが完成した暁には、世界の他の地域から発射されたミサイルや、宇宙から発射されたミサイルを迎撃できるようになる」と説明。「わが国の成功、生き残りにとって極めて重要だ」と強調した。
同席したピート・ヘグセス国防長官は、「通常兵器か核兵器かを問わず、巡航ミサイルや弾道ミサイル、極超音速ミサイル、ドローンから祖国を守るのが狙いだ」と話した。
新システムの名称は、2011年の運用開始以来、数千発の短距離ロケットやその他の飛翔体を迎撃してきたイスラエルの防空システム「アイアンドーム」に由来している。(c)AFP/Danny KEMP and W.G. DUNLOP