ニコール・キッドマン、女性監督の映画「少なすぎる」 カンヌ
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【5月19日 AFP】ハリウッド俳優のニコール・キッドマンは18日、カンヌ国際映画祭期間中に行われた「ウーマン・イン・モーション」の受賞スピーチで、女性監督によるヒット作の数が「驚くほど少ない」と嘆いた。
「ウーマン・イン・モーション」は、映画界における女性の功績を称える取り組みとして、ラグジュアリーグループ「ケリング」が主催するプログラム。
今年の受賞者となったキッドマンは、女性主導の映画プロジェクトを支援・指導してきた実績を振り返りつつ、「その努力にもかかわらず、興行収入の高い作品の中で女性監督によるものは非常に少ない」と語った。
2017年に、少なくとも1年半に一度は女性監督と仕事をすることを宣言。当時を振り返り、「選択肢の幅が非常に限られていた」とし、「この作品を女性に監督してもらえるか、と考えても、候補に挙げられる名前はほとんどなかった」と述べた。
その宣言から8年間で、キッドマンは27人の女性監督と仕事を共にしてきたという。
今年のカンヌ映画祭コンペティション部門に選ばれた22作品のうち、女性監督による作品は7本だった。(c)AFP