メキシコ海軍帆船の橋衝突、米当局が調査
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【5月19日 AFP】米安全当局は18日、マストのてっぺんまでの高さ約45メートルのメキシコ海軍の帆船「クアウテモック」がニューヨーク市のブルックリン橋に衝突した事故について、調査を開始したことを明らかにした。前日に発生した事故ではマストが折れ、乗組員2人が死亡した。
ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は18日早朝、船には277人が乗船していたと発表。2人が死亡し、19人が負傷したとしている。負傷者のうち2人は重傷だという。
国家運輸安全委員会(NTSB)はSNSへの投稿で、事故の初期調査のために「チームを派遣する」と発表した。
ニューヨーク市警の担当者は記者会見で、船は午後8時20分頃に動力を失い、ブルックリン側の橋脚に向かって進まざるを得なかったと述べた。
メキシコ海軍によると、船から乗組員が投げ出されることはなく、救助活動は不要だった。
メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は、事故を受けてX(旧ツイッター)に「乗組員2人の死を深く悲しんでいる」と投稿した。
クアウテモックは市内を流れるイーストリバーに停泊しており、衝突の衝撃で折れたマストが目視できる状態にある。(c)AFP