【5月19日 AFP】イタリアの国会議員らが18日、エジプトとパレスチナ自治区ガザの境界に位置するラファ検問所でガザ紛争に抗議し、支援物資の搬入と紛争の終結を求めた。

イタリアの国会議員11人と欧州議会議員3人、NGOの代表者らを含むグループは検問所前で、「今すぐ虐殺をやめろ」「違法占領を終わらせろ」「イスラエルへの武器供給を止めろ」などと書かれたプラカードを掲げた。

欧州議会議員、チェチーリア・ストラーダ議員はAFPに対し、「欧州は十分なことをしていない。虐殺を止めるために何もしていない」と指摘。「イスラエルへの武器の輸出入を完全に禁止し、違法な(ユダヤ人)入植地との貿易を停止すべきだ」と主張した。

イスラエル軍は17日、ガザでの軍事作戦の拡大を発表し、新たな空爆によって数十人が死亡した。

同日、イタリア政府はイスラエルに対し、ガザへの攻撃を停止するよう重ねて要請した。アントニオ・タヤーニ外相は「攻撃はもうたくさんだ」「パレスチナの人々がこれ以上苦しむのを見たくない」と語った。(c)AFP