【5月19日 AFP】24-25イタリア・セリエAは18日、第37節の試合が行われ、首位ナポリは0-0でパルマとのスコアレスドローに終わり、今節で優勝を決めることはできなかった。2位インテルも2-2でラツィオとの激戦に引き分けた。

ナポリはアンドレフランク・ザンボ・アンギサとマッテオ・ポリターノのシュートや、スコット・マクトミネイのフリーキックが枠に嫌われ、不運にも勝利を逃した。後半アディショナルタイム6分にはPKを得たかに思われたが、その前のプレーでジョバンニ・シメオネがファウルを犯しており、判定が覆った。

ナポリはインテルに勝ち点1差で首位をキープしており、次週の最終節でカリアリに勝利すれば4度目のリーグ優勝が決まる。パルマは、降格圏18位のエンポリが勝利したことで勝ち点差が2に縮まり、この試合での残留決定はならなかった。

インテルはヤン・ビセックがハーフタイム直前に先制点を挙げたが、73分にペドロ・ロドリゲス・レデスマに同点ゴールを許した。デンゼル・ダンフリースが残り10分に勝ち越しゴールを決めたものの、終了間際にペドロのPKで再び同点とされた。

インテルの最終戦は、20年以上ぶりの1部で好成績を残したコモとの対戦となる。シモーネ・インザーギ監督はペドロのPKにつながったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定に激怒して退席処分となったため、最終節はベンチ入りできない。

引き分けに終わったラツィオは、欧州チャンピオンズリーグ出場権を争う中、6位に後退。4位ユベントスとは勝ち点2差、5位ローマとは1差となっている。

ユベントスはウディネーゼに2-0で勝利し、ローマは10人のACミランを3-1で下してクラウディオ・ラニエリ監督のホーム最終戦を勝利で終えた。

ボローニャは2-3でフィオレンティーナに敗れ、チャンピオンズリーグ出場の夢は断たれたが、14日にACミランを下してイタリア杯を制しているため、来季はヨーロッパリーグに出場する。

カリアリは3-0で19位ベネツィアに勝利し、残留を決めた。レッチェはトリノに1-0で勝利し、エンポリを直接対決の戦績で上回って降格圏を脱出した。(c)AFP