教皇レオ14世、就任ミサで搾取と貧困層の疎外に警鐘
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【5月19日 AFP】ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世の就任を祝うミサが18日、バチカンで行われ、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領やJ・D・バンス米副大統領ら要人が出席した。レオ14世は「自然の搾取と貧困層の疎外」をやめるよう呼び掛け、教皇としての方向性を示した。
バチカンによると、約20万人がサン・ピエトロ広場でレオ14世の就任ミサを見守った。
ミサが始まる前に、レオ14世は初めて教皇専用車に乗り、笑顔で手を振り、通り過ぎる人々に祝福を与えた。
レオ14世は説教の中で、就任後最初の数日間を特徴づけてきた平和、和解、社会正義というテーマに立ち返った。
「今の時代においても、私たちは依然として憎悪、暴力、偏見、違いへの恐怖、そして地球の資源を搾取し最貧困層を疎外する経済パラダイムによって引き起こされたあまりに多くの不和、傷を目にしている」と述べた。
祈りの中でレオ14世は、ウクライナ戦争を終わらせるための継続的な努力に言及。その後、ゼレンスキー大統領夫妻と個人的に面会した。(c)AFP/Clément MELKI, Alice RITCHIE, Ella IDE