アルカラス、シナー破りイタリア国際優勝 全仏OP連覇へ弾み
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【5月19日 AFP】テニス、イタリア国際は18日、男子シングルス決勝が行われ、大会第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第1シードのヤニック・シナー(イタリア)を7-6(7-5)、6-1で破り、今季3勝目を挙げた。
これでアルカラスは大会後に世界ランキング2位に浮上し、連覇が懸かる来週末開幕の全仏オープンに弾みをつけた。
試合後には「ヤニックを倒してローマで優勝できたことは、パリ(全仏オープン)へ向けて大きな自信になる」と話した。
シナーは世界ランク1位を維持するが、連勝は26で止まった。最後に黒星を喫した昨年の中国オープン決勝で敗れた相手もアルカラスで、昨年からツアー決勝でシナーに勝利した選手はアルカラスただ一人となっている。
アルカラスは前週のマドリード・オープンは太もものけがで欠場したが、今クレーコートシーズンは絶好調で、これで先月のモンテカルロ・マスターズに続く、今季二つ目のマスターズ1000タイトルを獲得した。また、バルセロナ・オープンでも準優勝を果たしている。
シナーにとっても、昨年3月に禁止物質クロステボルに2度陽性反応を示し、3か月の出場停止処分を受けてからの復帰初戦だったことを考えれば、準優勝は非常に前向きな結果となった。
先に行われた女子ダブルス決勝では、ジャスミン・パオリーニ/サラ・エラーニ(ともにイタリア)組がベロニカ・クデルメトワ/エリーゼ・メルテンス(ベルギー)組を6-4、7-5で下して優勝。パオリーニは1990年のモニカ・セレシュ以来となる単複2冠を達成した。(c)AFP