【5月18日 AFP】米当局は17日、ケンタッキー、ミズーリ、バージニアの各州が激しい暴風や竜巻に見舞われ、25人以上が死亡したと発表した。嵐は甚大な被害をもたらし、20万人近くが停電の影響を受けた。

南部ケンタッキー州のアンディ・ベシア州知事はXで、16日夜の嵐で少なくとも18人が死亡したと述べた。中西部ミズーリ州の地元当局は、同州で7人が死亡したと発表した。

東部バージニア州では、倒木により2人が死亡したと地元メディアが報じた。

ケンタッキー州ロンドンのトレーラーハウスで夫と息子と暮らすジェイミー・バーンズさん(38)は、嵐で周辺の家屋100~200軒が破壊される中、姉妹のレンガ造りの家の地下室に避難したと語った。

ケンタッキー州のベシア知事は、州内で10万人以上が停電に見舞われており、5つの郡が非常事態を宣言したと付け加えた。

石炭採掘で知られるケンタッキー州東部は、米国内で最も貧しい地域の一つ。バーンズさんは「私たちの多くが竜巻に対して安全ではないプレハブ住宅に住んでいる」と話した。(c)AFP