フレイザー・プライスが同胞の新星に敗れる 陸上DL
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【5月17日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグの今季第3戦ドーハ大会は16日、各種目が行われ、女子100メートルでは2度の五輪金メダルに輝くシェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が同胞に敗れ、まさかの4位に終わった。
38歳のフレイザー・プライスはこれが3年ぶりのダイヤモンドリーグ出場だったが、この日は20歳の同胞ティア・クレイトンが今季世界最高タイムの10秒92で優勝した。
双子の姉妹であるティナ・クレイトンが11秒02で2位、エイミー・ハント(英国)が11秒03で3位に入り、フレイザー・プライスは11秒05で表彰台を逃した。
男子200メートルでは、現五輪王者のレツィレ・テボゴ(ボツワナ)が精彩を欠く走りでゴール手前ではコートニー・リンジー(米国)に追いつかれそうになりながらも、得意種目で勝利を収めた。
テボゴは曲走路をスムーズに回ったものの、ホームストレートでは流れが悪く、ゴール前では右を走るリンジーを見た。タイムは平凡な20秒10で、リンジーとはわずか0秒01差だった。
男子やり投げでは、2021年東京五輪の覇者で24年パリ五輪の銀メダリストであるニーラジ・チョプラ(インド)が、3回目の投てきで自己ベストの90メートル23を記録した。しかし、最終6回目にジュリアン・ウェバー(ドイツ)が91メートル06をたたき出し、勝利をさらわれた。
男子走り高跳びでは、パリ五輪銀メダリストのシェルビー・マクユーウェン(米国)が2メートル26で優勝。赤松諒一と五輪王者のハミシュ・カー(ニュージーランド)がともに2メートル23で2位に入った。(c)AFP