ロドリゲス会長への解任命令、ブラジル連盟が最高裁判所へ上訴
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【5月17日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は16日、エジナウド・ロドリゲス会長への解任命令に関し、最高裁判所へ上訴した。
リオデジャネイロの裁判所はこの前日、ロドリゲス氏の2025年の契約書について、署名者の一人が署名するには精神的に不適格であったため、「偽造の可能性」があると指摘した。
その結果、ロドリゲス氏とCBFとの雇用契約は「無効」との判決が下され、連盟の全理事も解任された。
ブラジルサッカー界にとって、ロドリゲス氏の解任は新たな打撃となる。先日にはスペイン1部リーグのレアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がブラジル代表指揮官に就任することが決まり、一連の問題から立ち直ることが期待されていた。
CBFはこの日、今回の動きが「国際スポーツ競技からの除外を含む」、セレソン(ブラジル代表の愛称)への国際的な制裁につながる可能性があると警告した。
裁判所の判断についても憲法秩序への「直接的な侮辱」と呼び、最高裁判所に決定の差し止めを求めた。
一方、CBFの暫定会長を務めているフェルナンド・サルネイ氏は15日、リオの裁判所の判決に従い、アンチェロッティ氏が新指揮官に就任する前日の25日に新たな会長選を行うと述べた。ロドリゲス氏の弁護士は、サルネイ氏を暫定会長に任命を「違法」であるとして拒否している。(c)AFP