グローブス、雨でクラッシュ続発の第6ステージ制す ジロ・デ・イタリア
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【5月16日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリアは15日、第6ステージ(ポテンツァ~ナポリ、227キロメートル)が行われ、アルペシン・ドゥクーニンクのカーデン・グローブス(オーストラリア)がステージ優勝を飾った。一方、レース自体は雨に見舞われてクラッシュが続発したため残り70キロほどでニュートラル扱いとなり、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)が総合首位のマリアローザ(ピンクジャージー)を守った。
クラッシュによる中断後に集団は20キロほどをゆっくりと前進し、改めてフィニッシュに向かうスタートが切られた。その後、主催者は全てのライダーが同タイムで扱われ、フィニッシュでのボーナスタイムは与えられず、ステージ優勝のみが争われることを発表した。
厳しいコンディションの中、グローブスはコフィディスのミラン・フレティン(ベルギー)、スーダル・クイックステップのポール・マニエ(フランス)を最後のスプリント勝負で抑え込んだ。
クラッシュに巻き込まれながらもレースを続行できたピーダスンは、総合2位につけるレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)との17秒差、同3位につけるリドル・トレックのマティアス・バチェク(チェコ)との24秒差を守っている。
一方で、2023年大会を制しているボーラ・ハンスグローエのジェイ・ヒンドリー(オーストラリア)は、クラッシュによって脳振とうを起こしたためリタイアを余儀なくされた。(c)AFP