【5月16日 AFP】米国のクリスティ・ノーム国土安全保障長官は15日、ドナルド・トランプ大統領に対する殺害の脅迫容疑で、連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー前長官を捜査していると明らかにした。

コミー氏はインスタグラムに、貝殻を並べて「86 47」とつづられた画像を投稿した(現在は削除されている)。「86」は「殺害」を意味するスラングで、「47」は第47代大統領のトランプ氏を指していると思われる。

ノーム氏は「信用を失ったジェームズ・コミー前FBI長官が、トランプ米大統領の暗殺を呼び掛けた」とX(旧ツイッター)に投稿。「国土安全保障省と大統領警護隊(シークレットサービス)がこの脅迫を捜査している。適切に対応する」と続けた。

その後、コミー氏はインスタグラムに「きょう、海岸を散歩中に見かけた、政治的なメッセージだと思われる貝殻の写真を投稿した」と投稿。

「これらの数字を暴力と結びつける人々がいるとは思いもよらなかった。考えだにしなかったが、私はいかなる種類の暴力にも反対するため、この投稿を削除した」と述べた。

トランプ氏は昨年7月、ペンシルベニア州バトラーでの選挙集会中に起きた暗殺未遂事件で耳を負傷した他、しばしば殺害予告を受けている。(c)AFP