テニス世界1位シナー、新ローマ教皇と面会 ラリー誘う場面も
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【5月15日 AFP】男子テニス世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)が14日、新ローマ教皇レオ14世(69)と面会し、ラリーを提案する場面もあった。
23歳のシナーは、ドーピング違反による3か月間の出場停止処分から今週復帰し、ローマで行われているイタリア国際に出場している。
バチカンが公開した動画の中で、シナーは教皇と握手を交わし、自身のものに似たラケットを贈呈した。シナーがボールを持ち、「少しプレーしますか?」と尋ねる場面もあったが、教皇は金色の布で覆われた壁を見上げて「止めておいた方がいいだろう」と冗談を言い、笑顔を交わした。
シナーは自身の家族とイタリアテニス連盟(FITP)のアンジェロ・ビナーギ会長を同伴し、教皇のもとを訪れた。
バチカンの広報によると、「教皇のテニスへの情熱はよく知られている」。報道によれば、観戦だけでなくプレーも楽しむという。伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは、友人の話として、教皇は「バックハンドが得意で、手強い競争相手」だと伝えた。
バチカンには以前、テニス用の屋外クレーコートがあったが、ビナーギ会長は14日の国営イタリア放送協会(RAI)の番組で、現在はパデルコートに変わったと語っている。(c)AFP