【5月14日 CGTN Japanese】世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長は11日、声明を発表し、「スイスのジュネーブで開催された中米貿易協議は重要な一歩を踏み出したことを示した」として、世界にとって大きな意義を持つと述べました。

 オコンジョイウェアラ事務局長は声明で、協議が前向きな成果を収めたことに喜びを示したうえで、「協議は重要な一歩を踏み出したことを示した。現在の世界的な緊張の中で、この進展は米国と中国だけでなく、経済が最も脆弱(ぜいじゃく)な国々を含む世界の他の地域にとっても重要である」と述べました。

 オコンジョイウェアラ事務局長は「両国がこれを踏まえて実行可能な案を見つけ、緊張を緩和し、予測可能性を回復し、多国間貿易システムへの信頼を強めることを期待する」と述べました。

 中米貿易協議は5月10日から11日にかけてジュネーブで開催されました。中米双方は経済・貿易を協議するための枠組みを設置し、経済・貿易分野における双方のそれぞれの関心事について意思疎通を維持することで一致しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News