【5月14日 東方新報】2025年グローバル人工知能端末展および第6回深セン国際人工知能展(GAIE)の記者会見が12日に行われ、5月22日から24日まで、深セン会展センター(福田)で開催されることが発表された。この展示会のテーマは「智聯万物·端启未来(すべてのものを知恵で繋ぎ、端末が未来を切り開く)」となっており、3日間にわたり、15の国と地域から300以上の企業が参加し、人工知能(AI)がどのようにさまざまな業界で活用されているかを全方位で紹介する。

 この展示会は、中国初の人工知能端末展として注目されており、AI携帯電話、AI PC、AIタブレット、大型モデル一体型機器、AIウェアラブルデバイス(スマートグラス、スマートウォッチなど)、AI映像機器、全館スマート製品、産業用AI端末など、9つの主要カテゴリーのスマート端末が展示される。これにより、「コア技術—端末製品—大モデルアプリケーション」という全体的な展示マトリックスが構築され、1000点以上のAI端末製品と最先端技術が登場する予定だ。

 展示会は、2.5万平方メートルの規模で、5つの主要展示エリアと10の応用シーンが設けられ、AIのエコシステム全体をカバーする。展示エリアでは、AIチップやアルゴリズムフレームワーク、深層学習プラットフォームなどの基盤となる技術が紹介され、華為技術(ファーウェイ、Huawei)や雲天励飛(Intellifusion)などの企業が提供する大規模なパラメータモデルや業界解決策が集まる。また、TCL科技集団(TCL Technology)や中興通訊(ZTE)などが展示する製品も登場する。

 さらに、「イノベーティブ企業と製品展示エリア」では、新しい技術が紹介され、「ロボットと人間・機械のインタラクション展示エリア」では、ヒューマノイドロボットや触覚センサーを搭載したロボットアームなどの最先端技術が展示される。産業用協働ロボットや医療リハビリロボットなどの実際の使用シーンが体験できるコーナーも設けられる。

 今回の展示会には、世界中から100人以上の科学者、企業家、業界のエリートが参加し、AI+イノベーション、スマート教育、AIメガネ、AIおもちゃなどの最新トピックについて、30回以上の高級フォーラムが開催される予定だ。

 深セン市産業と情報化局の副部長、劉勇(Liu Yong)氏によると、2024年、深セン市(Shenzhen)のスマート端末産業集積地の増加額は2045.54億元(約4兆2058億円)に達し、前年比9.9%の増加を記録した。人工知能端末製品は競争力があり、革新が進んでおり、約200の「都市+AI」応用シーンが発表され、消費者サービスや企業サービス、都市運営などの分野での応用が拡大している。(c)東方新報/AFPBB News