【5月14日 AFP】ラグビーのリーグワンは12日、日本人選手の出場機会を増やすため、2026-27シーズンから選手登録規定を厳格化すると発表した。これにより、海外出身の代表選手に影響が出る可能性がある。

昨シーズンのリーグワン決勝では、先発の半数以上が海外生まれの選手だった。2015年のW杯で南アフリカから金星を挙げ、自国開催の2019年大会でベスト8入りを果たした日本代表でも、海外出身の代表選手が重要な役割を果たしてきた。

しかし2026-27シーズンからは、国内で育った選手の同時出場数を8人以上とすることが定められた。日本代表で30キャップ以上を持つ選手には例外が適用される。

リーグワンは、日本で生まれ育った選手のプロキャリアを考えた制度であると説明し、専務理事の東海林一氏は、全チームからの賛同を得ていることを強調した。

このルールが施行されると、現時点でCTBディラン・ライリーやLOワーナー・ディアンズら日本代表の数人は国内選手には区分されないことになり、海外生まれの日本代表選手はリーグワンでの出場機会が減る恐れがある。(c)AFP