【5月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は13日、訪問先のサウジアラビア・リヤドで、対シリア制裁の解除方針を発表した。シリア政府はこれを受け、「重要な転換点」だと歓迎した。

トランプ氏はリヤドでの演説で、「シリアに偉大さへのチャンスを与えるため、制裁の停止を指示する」と述べた。

これに対しシリア外務省は「長く、痛みを伴った戦争の章からの脱却を目指すシリア国民にとって重要な転換点だ」と歓迎する声明を発表。「制裁の解除は、シリアが安定と自立、国民による国民のための意義ある国家再建を追求する上で重要な機会をもたらしてくれる」と評価した。

シリアでは昨年12月、旧反体制派がバッシャール・アサド政権を打倒。その後に樹立された暫定政府は、主にアサド政権下で西側諸国に課されてきた制裁の解除を働きかけている。(c)AFP