ターリングが個人TT優勝、ログリッチが総合首位 ジロ・デ・イタリア
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【5月11日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリアは10日、第2ステージの個人タイムトライアル(ティラナ~ティラナ、13.7キロメートル)が行われ、イネオス・グレナディアーズのジョシュ・ターリング(英国)が優勝した。
タイムトライアルのスペシャリストであるターリングは、16分7秒でフィニッシュし、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)を1秒、UAEチームエミレーツXRGのジェイ・バイン(オーストラリア)を3秒上回った。
ターリングは最終走者であるリドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)がホームストレッチに入るのを見ると、頭を抱えて喜んだ。
ターリングはパリ五輪で優勝も狙える走りを披露しながら、雨の中で転倒して4位に終わっている。この日のレースを終え、「すべての有力選手が怖かった。プリモシュは本当にすごかった。今回のグランツール初勝利は、自分のキャリアの新たな一歩だ」と語った。
ステージ優勝の有力候補で、マリアローザ(ピンクジャージー)獲得が期待されていたチーム・ビスマ・リースアバイクのワウト・ファン・アールト(ベルギー)は、胃腸の問題で本来の走りが出せなかった。
総合順位では、2023年大会覇者である優勝候補のログリッチが、開幕ステージの勝者ピーダスンと1秒差のトップに立った。ライバルでは、昨年王者タデイ・ポガチャル(スロベニア)に続き、チームとしての連覇を目指すUAEチームエミレーツXRGのフアン・アユソ(スペイン)が16秒差の総合5位につけている。(c)AFP