動画:ビル・ゲイツ氏、財団の寄付加速へ
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【5月9日 AFP】米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏(69)は8日、慈善団体ゲイツ財団の寄付のペースを速め、2045年に閉鎖する意向を発表した。
ゲイツ財団は新しいスケジュールの下、今後20年間で2000億ドル(約29兆円)以上を寄付し、2045年に閉鎖されるとしている。同財団は当初、ゲイツ氏の死後20年後に閉鎖される計画だった。
米誌フォーブスの「リアルタイム」富豪リストで、ゲイツ氏は純資産1126億ドル(約16兆4000億円)で13位にランクインしている。
ゲイツ氏は寄付のペースを倍増させるとして、その純資産が今後20年間で99%減少することを示すグラフをブログで公開。「私が死んだ時、さまざまなことを言われるだろう。しかし『彼は金持ちのまま死んだ』とは言われたくない」と投稿した。
同財団はゲイツ氏がマイクロソフトの最高経営責任者(CEO)を辞任した2000年に、ビル&メリンダ・ゲイツ財団として設立された。共同会長だった元妻のメリンダ・フレンチ・ゲイツ氏は、離婚から3年後の2024年に財団を退任した。
2023年末時点で資産710億ドル(約10兆3500億円)超とされる同財団は、世界の公衆衛生の変革に貢献したとして評価されている。(c)AFP