動画:Z世代の「カンフーガール」 伝統の中国武術に新風
このニュースをシェア
【5月10日 AFP】中国武術は長きにわたり、男性優位の領域と考えられてきた。だが、Z世代の女性たちがソーシャルメディアの影響力を使って、女子の参加を促している。
女性9人による「峨眉派女子カンフー団」の動画は、ティックトックの中国版アプリ「抖音」で2300万回以上再生されるほどの人気ぶりだ。
峨眉派の武術は2008年に中国の無形文化遺産に登録された。
「私のトレーニングを見て、武術がとても魅力的でかっこよく、自分も習いたいと思う人がいるのでは。体力作りや護身術だけでなく、若い女の子たちにとってストレスの発散になると思う」と峨眉派女子カンフー団のメンバーの一人は話した。
峨眉派の名人である63歳の男性は「峨眉派女子カンフー団」の影響力の大きさを認める。彼女たちの投稿した動画を見て、峨眉派を習いたいという人が増えたと説明した。
8歳の娘に峨眉派を習わせている母親は「(習い始めて)娘は自信がついたような気がする。女の子は自信がついたら、外へ出ても、引っ込み思案にはならない」と話した。
映像は2月に撮影。(c)AFP