ギャング問題取材のジャーナリスト殺害、今年2件目 南米ペルー
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【5月8日 AFP】南米ペルーで7日、武装ギャングの問題を報じていたジャーナリストが銃撃され死亡する事件が発生した。同様の記者殺害は今年2件目。
全国ジャーナリスト協会がX(旧ツイッター)に投稿した内容によると、殺害されたのは、アマゾン地域で広く知られるラジオ局「カリベーニャ」のニュース番組の司会者、ラウル・セリス・ロペス氏(70)。ロペス氏は同日午前5時半(日本時間同日午後7時半)ごろ、取材のためバイクタクシーでアマゾン地域の都市イキトスへ向かっていたところ、何者かに襲撃された。
ロペス氏は、自身が担当する人気の朝の番組で、イキトスを悩ませている武装ギャングの暴力について繰り返し取り上げていたという。
ペルーでは今年1月にも、恐喝の蔓延を報じていた地方テレビ局のオーナー、ガストン・メディナ氏が南部イカの自宅を出た直後に射殺される事件が起きている。
同国では恐喝やギャングによる暴力が前例のない水準に達しており、当局は複数の地域で非常事態を宣言している。(c)AFP