米、6月14日に軍事パレード実施 トランプ氏誕生日
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【5月3日 AFP】米ホワイトハウスは2日、6月14日に陸軍創設250周年を記念する軍事パレードを実施すると発表した。この日は、ドナルド・トランプ大統領の79歳の誕生日に当たる。
ホワイトハウスのアンナ・ケリー報道官はX(旧ツイッター)に、「(トランプ大統領が)軍事パレードで米国の退役軍人、現役軍人、そして軍の歴史をたたえる!」と投稿している。
陸軍のヘザー・ヘイガン報道官は、「陸軍創設250年という重要な節目を迎えるにあたり」、パレードには「車両約150台、航空機50機、兵士6600人の投入が予定されている」と説明。ナショナルモールでは花火を打ち上げ、フェスティバルも開催されるとしている。
トランプ氏は1期目に仏パリでフランス革命記念日の軍事パレードを参観し、自国でも首都ワシントンで軍事パレードを開催する案を提示していたが、国防総省が、9200万ドル(現在の為替レートで約133億円)の費用がかかり、戦車をはじめ、重量級の軍用車両の走行で道路が損傷する可能性があるとの懸念を示したため、実現しなかった。
ワシントンのミューリエル・バウザー市長は先月、軍事パレード計画に関する質問を受けた際に同様の懸念を示し、「戦車が市内を走るなら、道路を修復する多額の資金も必要になる」と述べていた。
ワシントンで最後に大規模な軍事パレードが行われたのは、湾岸戦争終結を祝った1991年。
トランプ氏は、1期目では軍の上層部と衝突。戦死した兵士を「負け犬」「間抜け」と呼んだともされたが、この報道内容を否定している。(c)AFP