【5月2日 AFP】大阪・関西万博、英国パビリオンのレストランで提供されている5000円のアフタヌーンティーで、紅茶が紙コップにティーバッグを入れた状態で提供されたことなどをめぐり、日本のSNSで騒動となったのを受け、駐日英国大使館は1日、ダメージを最小限で食い止めようとX(旧ツイッター)に動画声明を投稿した。

動画では、2025年大阪・関西万博英国政府代表を務めるキャロリン・デービッドソン氏は日本語で、「ご期待に十分お答えできなかったというご指摘を受け、すでにサービスの一部を改善いたしました」「アフタヌーンティーは英国文化を象徴する大切な伝統です」と述べた。

Xでは今週、英国パビリオンのアフタヌーンティーをめぐり、「紙コップにティーバッグを入れた状態」で提供されたなど、クオリティーを嘆く投稿が拡散した。

多くの日本人ユーザーは、英国式アフタヌーンティーへの信頼を裏切られたとしてショックを示した。

デービッドソン氏は、現在レストランでは、アフタヌーンティーの紅茶を紙コップではなく陶磁器のカップで提供していると説明。「この体験を通じて英国の豊かで奥深い魅力を感じていただき、英国文化への関心を深めていただくきっかけとなれば幸いです」としている。

あるXユーザーはこの動画投稿に対し、「日本在住の英国人として恥ずかしい。しかも5000円! 京都のカフェで紅茶を提供された時、彼ら(店員)は私が英国人だと気付くと、ポーション容器入りのミルクを小さなクリーマーに交換して謝罪した。日本人は、私たち英国人が紅茶に強いこだわりを持っていると信じている」とコメントした。(c)AFP