カーダシアンさん強盗事件の被告、裁判で「後悔している」
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【4月30日 AFP】2016年に仏パリに滞在していた米タレント、キム・カーダシアンさんを銃で脅し、宝飾品を強奪したとして起訴された被告10人の裁判がパリで29日行われ、被告の一人は強盗への関与を後悔していると述べ、一人は関与を強く否定した。
ユニス・アッバス(71)被告は、2016年10月2日夜から3日にかけて、パリのホテルで他の2人がカーダシアンさんの部屋に押し入り、カーダシアンさんを縛って約1000万ドル(現在の為替レートで約14億2000万円)相当の宝飾品を持ち去る間、ロビーで見張りをしていたと主張している。
しかし、アッバス被告が2021年に「I Kidnapped Kim Kardashian(私はキム・カーダシアンを誘拐した)」というタイトルの本を出版し、事件を利用しようとした点について、検察官は法廷で同書を掲げて追及。裁判長は同被告に、なぜ強盗事件を自慢したのか尋ねた。
すると、アッバス被告は激しく首を振り、事件に関与したことは「とても後悔している」と述べた。
アッバス被告は、強盗現場には自転車で赴き、帰りも自転車で逃げた際に戦利品を入れたかばんを落とし、拾い上げたが、ダイヤモンドのネックレスを落とした。警察が押収できたのは、この一点のみだった。
現在パーキンソン病を患っているアッバス被告は、カーダシアンさんの事件での窃盗は「度を越した」もので、自身の悪事に「目が覚めた」と証言した。
裁判長が挙げた前科によれば、アッバス被告は強盗事件でのナンバープレート偽造、大麻所持、銃を所持した武装強盗の関与などで有罪判決を受けている。
共犯者の一人、ディディエ・デュブルック被告(69)は、がんと診断され、化学療法を受けた後、午後から出廷。
別の武装強盗で23年の刑期を終えているデュブルック被告は、カーダシアンさんに対する強盗への関与を否定した。
裁判にかけられているのは、主に60代と70代の前科を持つ男9と女1人で、「オールド・オマール」や「ブルーアイズ」など、裏社会のあだ名を持っている。
「心優しい義賊の年金受給者」といったイメージが広がっているが、カーダシアンさんの部屋に無理やり同行させられたホテルの夜間受付係の担当弁護士は、こうした作り話にだまされてはならないとくぎを刺した。
カーダシアンさんは、5月13日に証言を予定しており、注目を集めている。(c)AFP