【5月1日 Peopleʼs Daily】「イノベーションの都」・深セン市(Shenzhen)では、昨年10人以上の外国の国家元首や政府首脳が現地のテクノロジー企業を視察した。

『緑水青山は金山銀山(清い水と緑の山は金銀に匹敵する財産だ)』という理念が初めて提唱された都市・浙江省(Zhejiang)安吉市(Anji)は、国連の『生物多様性魅力都市』に選ばれた。また、中国の様々な発展育成コースには、発展途上国から多くの参加者が集まっている。

 今日、中国の「新しい発展理念」は多くの国々から「共通の財産」として幅広く受け入れられている。

 なぜこれらの国々は、中国に対してこれほど前向きな見方をしているのだろうか?

 それは中国が西洋とは全く異なる現代化の道を歩み、各国に異なる発展の風景を見せているからだ。

 8億人の貧困撲滅は、より多くの国に「反撃」の可能性を示した。広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の平陸運河の建設の様子を空撮した写真がネット上に投稿され、海外のネットユーザーは「SF映画のようなプロジェクト」と驚嘆のコメントを寄せた。EV車が世界中で「ファンを増やし」、電子決済がグローバル化し、人工知能モデル「深度求索(DeepSeek)」は「東方の奇跡」を起こし、多くの国が中国を見て「未来はすでにここにある」と感嘆する。

 それでは、中国の新しい発展理念は他国にも有効だろうか?

 それは言うまでもない、成功事例が数多くある。

 ラオスのラオスン村は、姉妹都市となった湖南省(Hunan)の十八洞村をラオスの「持続可能な農村開発のモデル」としている。ウズベキスタンでは、中国の貧困削減の経験を、全国の州や市で試験的に実施し、同国の貧困人口が年々減少している。ルワンダは中国の電子商取引の経験を活用し、自国の経済発展を後押ししている・・・。

 自国の国情に基づく「中国経験」は、多くの発展途上国にとって感情的に共鳴できるものであり、実践的にも適用可能なものである。ペルーのディナ・ボルアルテ(Dina Boluarte)大統領は「中国から身をもって学んだことは『不可能なことは何もない』ということだ」と述べている。

 ケニアのモンバサ・ナイロビ鉄道やカンボジアのプノンペン・シアヌークビル高速道路から、ナイジェリアのラゴス国際空港やペルーのチャンカイ港に至るまで、近年、人びとの生活に役立ち、人びとの心を温める数多くのプロジェクトが、各国の国民に大きな利益をもたらしている。これらのプロジェクトは、中国が世界の発展に深く関与し、中国の「新しい発展理念」のグローバル化を示すものだ。

「豊かになるにはまず道路を建設せよ」、この中国の経験は、改革開放の潮流から生まれ、貧困との戦いという実践の中で試されてきた。そして今、「一帯一路」の質の高い共同建設という形で世界へと広がり、発展途上国が貧困を撲滅し、人びとの生活を改善するための「スーパー戦略」となっている。

 中国を訪問した各国の政治指導者たちは、多忙なスケジュールを縫って「農村を訪れ」、「村に入り」、中国の成長物語について詳しく知ろうとしている。自国に戻ると、彼らは「習近平:国政理論」「習近平:貧困救済論述要約」「貧困脱却」などの書籍を資料として用い、自国の状況に照らして研究・考察する。

 一つの国の発展理念が「国際公共財」となりえるだろうか?

 従来「国際公共財」と言う場合は、世界的な安全、経済の安定、環境保護など、主に国際社会の協調と協力で複数の国か全世界に利益をもたらすことを指すことが一般的だ。例えば、私たちがよく知る国連平和維持活動や気候変動に関する「パリ協定」などがこれに当たる。

 しかし、これは「国際公共財」に対する狭義の理解だ。

 普遍的な価値を持つ理念は、国際社会の共通の関心事について共通に認識し、世界的な協力と発展を成し遂げる力がある。

「人類運命共同体」という理念であれ、「一帯一路(Belt and Road)」共同構築の提議であれ、習近平(Xi Jinping)主席の「三大グローバルイニシアティブ(発展、安全、文明)」の提唱であれ、人民を中心とする発展の思想、持続可能な発展の理念、ウィンウィンの協力の理念など「中国の理念」「中国のイニシアティブ」は世界に広く発信され、共有されてきた。これらは中国の国内発展を導くだけでなく、国際社会にも経験と知恵を提供している。

 ゆえに、これらは、思想面でも実践面でも「国際公共財」としての属性を備えていると言うことができる。

 中国は、各国と良好な発展経験を共有し、共に発展することを望んでいる。現在、全世界で現代化された生活を過ごしているのは約10億人に過ぎず、7億人以上の人びとが依然として飢えに苦しんでいる。

 中国は常に、誰もが共に発展してこそ真の「発展」が実現できると考えてきた。先進国は一時的に遅れをとっている国々を支援すべきであり、共に協力して発展のパイを大きくしていくことでのみ、「私も良く、貴方も良く、皆が良い」という全体的な発展が得られるのだ。

 この意味で、中国の「新しい発展理念」が世界に広がり、世界の、特に発展途上国からの注目を集め、実践され、深く受け入れられる「国際共通の財産」としてあまねく認められているのは、まさに自然な流れなのだ。(c)PeopleʼsDaily/AFPBBNews