【4月29日 CGTN Japanese】24日は中国で10回目の「宇宙の日」です。北京時間24日午後5時17分、中国西部の甘粛省に位置する酒泉衛星打ち上げセンターでは、3人の宇宙飛行士が搭乗した有人宇宙船「神舟20号」が順調に打ち上げられ、予定軌道に入りました。そして25日午前1時17分、神舟20号が中国の宇宙ステーション「天宮」とのドッキングに成功し、3人の宇宙飛行士は天宮に入り、神舟19号の乗組員と合流しました。

 計画によると、神舟19号の乗組員チームは軌道上で神舟20号との交代を終えてから、29日に地球に戻る予定です。神舟20号の乗組員チームは宇宙ステーションで6カ月滞在し、宇宙生命と人体の研究、微重力物理科学、宇宙での新技術などの分野で多くの科学実験と応用を実施するほか、船外活動を繰り返し、宇宙ステーションの破片防護装置の設置や船外設備の設置と回収などを遂行します。また、神舟20号は10月下旬に地球に戻る予定です。

 今回の飛行は、中国の有人宇宙飛行プロジェクトが発足以来の35回目の宇宙飛行であり、これまで26人の中国人宇宙飛行士が宇宙飛行の任務を遂行しました。

 同じ24日、中国は国際社会に向けて「天問3号火星サンプルリターンミッション」を発表しました。それによると、中国の火星探査機「天問3号」は2028年前後に打ち上げられ、火星サンプルを採取して地球に戻る計画です。天問3号の計20キロの重量リソースが国際パートナーに開放され、共に火星探査と研究を進めるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News