【4月29日 CGTN Japanese】ウルトラマン中国は21日、同シリーズ初の中国本土公式コンサート「ウルトラマン光の響き-ウルトラマンゼロ15周年記念コンサート」が成功裏に終了したと発表しました。上海で19日に開催されたこの二次元IP(知的財産)コンサートでは全22曲が披露され、観客を魅了しました。最高チケット価格は1280元(約2万5000円)で、中国本土初の公式ウルトラマンコンサートとなりました。オンライン配信では8606万人が同時に視聴し、ウルトラマンという歴史的なIPの圧倒的な影響力と人気を改めて実証したとみられています。

 コンサート開催中、SNSでは「ウルトラマン光の転身」チャレンジがトレンド入りし、ファンが変身効果を再現する動画を続々投稿し、独自のユーザー制作コンテンツ(UGC)文化が形成されました。また、上海市の五角場「造趣場」や南京東路「創趣場」などには大型スクリーン展示が設置され、多くのファンが訪れました。

 昨年7月に中国で「初音ミク2024中国ツアーコンサート」が開催され、オンライン視聴者数8304万人を記録しましたが、今回ウルトラマンの中国初コンサートの成功からは、トップクラスの二次元IPコンサートが、中国で新たな文化消費の形として根付き始めていることがうかがえます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News