【4月28日 AFP】自転車ロードレース、リエージュ~バストーニュ~リエージュは27日、ベルギーのリエージュからリエージュまでの252キロで行われ、UAEチームエミレーツXRGのタデイ・ポガチャル(スロベニア)がペースチェンジからの圧巻の独走で3回目の優勝を果たし、春のクラシックシーズンを締めくくった。

世界王者ポガチャルは、予想通り残り34キロのコートドラルドゥットでアタックを仕掛け、リドル・トレックのジュリオ・チッコーネ(イタリア)とEFエデュケーション・イージーポストのベン・ヒーリー(アイルランド)に約1分差をつけてフィニッシュした。

2022年大会と2023年大会の王者で、ライバルと目されていたスダール・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)だが、今回はポガチャルにまったく付いていけず、3分以上遅れた。

26歳にしてツール・ド・フランス総合優勝3回など、すでにレジェンドと呼ばれるのにふさわしいキャリアを築いているポガチャルだが、驚異的な実績を改めて強調するかのように、2021年と2024年に続く3度目の優勝を飾っている。

ツール・デ・フランドルとリエージュ~バストーニュ~リエージュを同一年に優勝するのは、今も史上最強と言われるエディ・メルクスしか達成していない快挙となった。また、モニュメント大会で6戦連続表彰台は史上初となる。

ポガチャルは「シーズン序盤をこうした形で終えれて素晴らしい」と語り、「これまでのところ完璧なシーズンで、とても満足している」と話した。(c)AFP