【4月25日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は24日、ウィスコンシン州グリーンベイで2025年のドラフトが行われ、テネシー・タイタンズはマイアミ大学のQBキャム・ウォードを全体1位で指名した。一方、ジャクソンビル・ジャガーズはトレードアップで全体2位指名権を獲得するという驚きの動きを見せ、コロラド大学の二刀流選手トラビス・ハンターを指名した。

毎年恒例となっているカレッジフットボールの有望株を指名する今年のNFLドラフトは、グリーンベイ・パッカーズの本拠地ランボー・フィールドの外に集まった多くのファンの前で行われた。

テキサス州出身のウォードは昨シーズン、パス454本中305本を成功させて計4313ヤードを稼ぎ、タッチダウン39本を記録したほか、喫したインターセプトは7本のみ。ランは60本で計204ヤードを稼ぎ、タッチダウン4本を記録した。

しかし、ハンターが受けた予想通りの指名は、クリーブランド・ブラウンズとのトレードで得た全体2位指名権でジャガーズがハンターを確保したことで、すぐさま影が薄くなった。

CB兼WRのハンターは攻守両面での優れたパフォーマンスにより、昨年のハイズマン賞を受賞した。

ジャガーズはハンターを獲得するために、2025年の全体5位指名権と2026年の1巡目指名権および複数の下位指名権を手放した。(c)AFP