「テーマ郵便局」が中国の若者の人気スポットに
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【4月25日 CGTN Japanese】近年、中国各地の郵便局では「文化・観光」と「郵便」を融合させた新しいスタイルが次々と登場しています。伝統的な郵便サービスとクリエーティブな文化を組み合わせた特色ある「テーマ郵便局」は、人々により多くの選択肢と消費体験を提供し、多くの観光客を引き付け、特に若い世代から支持を集めています。公開データによると、現在全国には約700のテーマ郵便局が存在するとのことです。
山東省煙台市の海岸街にある「大竜郵便局」は、100年以上の歴史を誇る建物です。煙台は近代中国郵便の発祥地の一つであり、「大竜切手」の初発行地でもあります。同郵便局はこうした歴史をテーマに「没入型郵便文化」をコンセプトとした郵便局を構築しました。今年営業を開始して以来、カフェや民宿、周辺クリエーティブグッズの開発などで観光客から好評を博しています。
黒竜江省撫遠市の黒瞎子(ヘイシャーズ)島は、中国で最も早く日の出が見られる場所として知られ、また「中国最東端の郵便局」である「東極」テーマ郵便局があります。新疆では、カシュガル旧市街のユニークな建築を活かした「カシュガル旧市街」シリーズのテーマ郵便局が、訪れる人々に豊かな地域文化を伝えています。また、内蒙古自治区アルシャー盟のトングリ(騰格里)砂漠の奥地には、「世界一孤独な郵便局」と呼ばれる「砂漠」をテーマにした郵便局があり、オンラインでの代筆・代送サービスや植樹プロジェクトの里親サービスなど特色あるサービスを展開しています。この「砂漠テーマ郵便局」の消印入りの手紙やはがきは、コレクターたちの間で人気を集めています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News