元アルゼンチン代表GKガッティ氏が死去 80歳
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【4月21日 AFP】南米サッカー連盟(CONMEBOL)は20日、元アルゼンチン代表で伝説的なGKのウーゴ・オルランド・ガッティ氏(80)が亡くなったと発表した。
ガッティ氏は2か月前に股関節骨折で入院し、その後肺炎や腎臓、心臓の病気を発症して健康状態が悪化。報じられるところによると、家族がこの日生命維持装置を外す決断を下したという。
「エル・ロコ(狂人)」のニックネームで知られるガッティ氏は、1962年から88年までの現役生活でアルゼンチントップリーグ史上最多となる765試合に出場。44歳という年齢でも強豪ボカ・ジュニアーズの先発メンバーを務めた。
外向的な性格であり、ゴールエリアから飛び出してプレーするGKスタイルの先駆けとなった一人だった。また率直な物言いをする人物で、ディエゴ・マラドーナ氏を「ぽっちゃり」していると評した数日後に、そのマラドーナ氏から4ゴールを奪われたこともある。
アルゼンチンが優勝した母国開催の1978年W杯では正守護神を務める予定だったが、開幕数か月前のけがで出場を逃している。(c)AFP