【4月19日 CGTN Japanese】中国船舶集団(CSSC)は15日、世界最大の2万4000 TEU級二重燃料コンテナ船を正式に引き渡し、再び中国の二重燃料コンテナ船の建造記録を更新したと明らかにしました。引き渡し後、同コンテナ船は極東~欧州航路の貨物輸送に使用されます。

 同コンテナ船は一度に貨物22万トンを積載することができます。積載された2万4000TEU前後のコンテナの高さは25階建ての高層ビルに相当し、海上の「スーパー貨物輸送王」と呼ばれています。また、この船はグリーン燃料である液化天然ガス(LNG)を動力として採用し、片道2万カイリ近くの超遠距離の航続を提供することができます。

 中国船舶集団滬東中華マーケティング部の王佳穎部長はこの船舶の特徴について「液化天然ガスを動力源としており、より清潔で環境に優しい。その上、コンテナの積載量も世界最大級であるため、海運の効率と経済性を大幅に向上させるだろう」と指摘しました。

 中国はコンテナ船建造分野で相次いで記録を更新しています。2万1000TEUから2万3000TEU、さらに今回の2万4000TEUに至るまで、船舶の規模が拡大し続けると同時に、建造周期も短縮されており、中国の造船能力を見せています。

 中国船舶集団にとってこの海上二重燃料コンテナ船は同期輸出注文における1隻目で、今後残り3隻の建造に取りかかります。
王部長によると、現在、受けた民間船舶の注文には、カナダ、フランス、ドイツ、カタール、シンガポールなど、計57隻のLNG輸送船と31隻の大型コンテナ船があります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News