【4月18日 東方新報】中国紡織品進出口商会が14日に発表したデータによると、2025年3月の中国の繊維・衣料品輸出額は234億米ドル（約3兆3497億円）に達し、前年同月比で12.9％増となった。

　詳細によると、3月の繊維・衣料品輸出額は234億ドルで、前年同月比12.9％増、前月比では80.8％の大幅増となった。内訳としては、繊維品が120.5億ドル（約1兆7249億円）で前年比16.4％増（前月比93.7％増）、衣料品が113.5億ドル（約1兆6247億円）で前年比9.4％増（前月比68.9％増）となっている。

　2025年1〜3月期の累計では、中国の繊維・衣料品輸出額は662.8億ドル（約9兆4879億円）となり、前年比1％の増加となった。うち繊維品は332.7億ドル（約4兆7626億円）で4％増、衣料品は330.1億ドル（約4兆7253億円）で1.9％の減少となっている。

　同商会は、中国企業が市場の多様化戦略を積極的に推進し、新興の有望市場を重点的に開拓するとともに、国内市場への進出にも力を入れていると指摘。さらに、グローバルなサプライチェーン再構築を進め、有望な投資地域に生産能力のバックアップ体制を整備しているという。また、インテリジェント化・グリーン化・デジタル化への転換を加速させ、世界的なバリューチェーンにおける地位の向上を目指していると述べている。(c)東方新報/AFPBB News