【4月18日 AFP】サッカーヨーロッパリーグは17日、準々決勝第2戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は延長の末に5-4でオリンピック・リヨン(フランス)を下し、2戦合計スコア7-6で準決勝進出を決めた。

敵地での初戦を2-2で終えていたユナイテッドは、10分にマヌエル・ウガルテ、前半終了間際にディオゴ・ダロトがゴールを決め、悠々と4強入りを果たすかに思われた。

それでもリヨンは、71分にコランタン・トリソが1点を返して希望をつなぐと、78分にはニコラス・タグリアフィコが同点弾を奪取した。

リヨンはその後トリソが退場処分となったものの、延長前半の105分にラヤン・シェルキが勝ち越し点を奪うと、延長後半の110分にはアレクサンドレ・ラカゼットがPKを蹴り込み、勝ち抜けを決めたかに思われた。

しかしユナイテッドは、その直後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェック後にPKを与えられ、これをブルーノ・ミゲル・フェルナンデスが決めて再び希望を手にし、途中出場のコビー・メイヌーが120分に見事なフィニッシュで試合を再び同点に持ち込んだ。

試合はPK戦にもつれ込む様相を呈したが、直後にハリー・マグワイアがヘディングシュートを決め、本拠地オールド・トラフォードのピッチとスタンドを歓喜に包み込んだ。

ユナイテッドは20-21シーズン以来となる欧州大会の準決勝で、アスレティック・ビルバオ(スペイン)との対戦が決まった。敵地での準々決勝初戦を0-0で引き分けたビルバオは、グラスゴー・レンジャーズ(スコットランド)を2-0で下して勝ち上がりを決めた。ビルバオは、5月21日に本拠地サン・マメスで行われる決勝進出に向けて決意を固めている。

トッテナム・ホットスパー(イングランド)は敵地でフランクフルト(ドイツ)に1-0で勝利し、合計スコア2-1で4強入りを決めた。

ハーフタイムを前にスパーズは、ジェームズ・マディソンが獲得したPKをドミニク・ソランケが蹴り込み、この試合唯一の得点を挙げた。決勝に進出した18-19シーズンの欧州チャンピオンズリーグ以来となる欧州大会準決勝では、ボードー/グリムト(ノルウェー)と対戦する。

初戦を2-0で勝利していたボードー/グリムトは、この日は延長戦の末1-3で敗れたものの、合計スコア3-3で迎えたPK戦を3-2で制し、ノルウェー勢として初めてとなる欧州大会4強入りを決めた。(c)AFP