【4月18日 AFP】中米ベリーズで17日、刃物を手にした米国人の男が小型機のハイジャックを試みたが、乗客に射殺された。警察が明らかにした。

小型機は、ベリーズの航空会社トロピックエアが運航するセスナ208B型「グランドキャラバン」で、乗客14人を乗せてコロサルからサンペドロ島に向かっていた。

警察のチェスター・ウィリアムズ本部長がチャンネル5に語ったところによると、同機が同日午前に離陸した直後、米国人の男がパイロットを脅迫し、「国外」に向かうよう指示した。

小型機はベリーズ市の空港上空をしばらく旋回した後、燃料切れ寸前で着陸。そこで男が乗客2人を刃物で刺した。

当局と現地メディアによれば、男は携帯許可を受けた銃を所持していた乗客に射殺された。

警察は男の身元を米国籍のアキニェラ・サワ・テイラー容疑者(49)と特定した。退役軍人とみられている。

負傷者は病院に搬送された。(c)AFP