【4月15日 AFP】米国のスティーブ・ウィトコフ特使(中東担当)は14日、先週末のロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談を踏まえ、ウクライナとの「恒久的な和平」合意にプーチン氏は前向きだとの認識を示した。

ウィトコフ氏は11日、ロシア・サンクトペテルブルクでプーチン氏と会談した。両者の会談は、ドナルド・トランプ大統領が2期目に就任して以降、3度目。

ウィトコフ氏は14日に放送された米FOXニュースのインタビューで、和平合意が「浮上してきている」と指摘。会談にはプーチン氏の側近2人、ユーリー・ウシャコフ大統領補佐官(外交担当)とキリル・ドミトリエフ大統領特別代表(対外投資・経済協力担当)も出席したと述べた。

その上で「プーチン氏の要求は、恒久的な和平の実現に至ることだ。それが停戦を超える答えだ」と語り、「そこにたどり着くまでに時間がかかった」と認めた。

「世界全体にとって非常に重要な何かが起こる寸前かもしれない」とも話した。

また、会談では米・ロシア間のビジネス取引も話し合われたと説明。「非常に魅力的な商機を通じて、ロシアと米国の関係を再構築できる可能性があると思う。それは地域の安定にもつながると考えている」と述べた。(c)AFP