ファン・デル・プールへのボトル投げつけ、男が出頭 仏検察も捜査
このニュースをシェア
【4月15日 AFP】13日に行われた自転車ロードレースのワンデークラシック「パリ~ルーベ」で、優勝したマチュー・ファン・デル・プール(オランダ)が走行中に水の入ったボトルを顔にぶつけられた件で、フランス・リールの検察当局は14日、「凶器による暴力」として捜査を開始したことを明らかにした。
ベルギーメディアによると、28歳の男が同日に西フランダース州の警察に出頭し、ボトルを投げたことを認めた。男は後悔の意を示していると伝えられている。
レースのテレビ映像では、観客がゴールから約33キロ地点の石畳区間で、ファン・デル・プールを狙ってボトルを投げる様子が確認された。
また、マテイ・モホリッチ(スロベニア)のベルギーのファンクラブはSNSで、男が同クラブが手配したバスでレースに来ていたことを明らかにした。ファンクラブの関係者によると、男はクラブのメンバーではなく、13日夜に警察に出頭するよう連絡したという。
ファン・デル・プールはレース後、「受け入れられない」と怒りをあらわにし、「ボトルはほぼ満杯で、重さは約500グラム。石を投げられたような感じだった」と語っていた。
ファン・デル・プールが所属するアルペシン・ドゥクーニンクもこの日、「危険で受け入れられない事件」との声明を発表した。(c)AFP