【4月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領の側近のイーロン・マスク氏から「愚か者」呼ばわりされたピーター・ナバロ大統領上級顧問(貿易担当)は13日、「イーロンとはすべてうまくいっている」と語り、関係修復に乗り出した。

トランプ氏が打ち出した高関税措置を受け、マスク氏は米欧間の自由貿易圏構想を提案。経済学者出身のナバロ氏はこれに対し、マスク氏率いる電気自動車(EV)メーカーのテスラは、主にアジアの工場から輸入したバッテリーやモーターを組み立てているだけだと指摘した。

この発言を受けてマスク氏は先週、X(旧ツイッター)で、ナバロ氏は「本当に愚か者」で、「レンガの袋よりも頭が悪い」とこき下ろした。

だが、ナバロ氏は13日のNBCニュースに対し、「もっとひどいことを言われたこともある。イーロンとは問題ない」と説明。マスク氏は政府効率化省(DOGE)を率い、「無駄や詐欺、不正を相手に非常に良い仕事をしている」と持ち上げた。(c)AFP