【4月13日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズは12日、シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)はアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナとの同胞対決で7-6(7-2)、6-4の完勝を収め、決勝進出を果たした。

13日に行われる決勝では、第13シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)との対戦が決定。ムゼッティは、1-6、6-4、7-6(7-4)で第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)から逆転勝利を収めた。

昨年のBNPパリバ・オープン以来となるマスターズ大会のタイトル獲得を目指すアルカラスは、「クレーコートでタイトルを獲得するチャンスが久しぶりなので、ここで再び挑戦するのが待ちきれない」と意気込んでいる。

一方、自身初のマスターズ準決勝に臨んだムゼッティは、試合開始から4回のサービスゲームすべてをブレークされた。それでも、そこから落ち着きを取り戻して第2セットを奪い返すと、最終第3セットのタイブレークを制し、キャリア最大の舞台での決勝進出を決めた。

優勝を果たせば世界ランクトップ10入りとなるムゼッティは、「本当に大きな意味を持つ。正直、予想外だ」とし、「試合のカギは間違いなくメンタル面だった。だから、あすも同じようにしたい」と述べた。

アルカラスはムゼッティとの直近3回の対戦で勝利しているが、2022年のハンブルク・ヨーロピアン・オープンで一度だけあった決勝での直接対決では、ムゼッティが白星を挙げている。(c)AFP