ムゼッティが4強入り 前回覇者チチパス破る モンテカルロ・マスターズ
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【4月12日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズは11日、シングルス準々決勝が行われ、大会第13シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)は、第6シードの前回覇者ステファノス・チチパス(ギリシャ)を1-6、6-3、6-4で破り、ベスト4入りを決めた。
通算3度の大会制覇を誇るチチパスを相手に、ムゼッティは1セットダウンから逆転勝利を飾り、第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)との準決勝に駒を進めた。
元世界ランキング3位のチチパスから6度目の対戦にして初白星を挙げ、「彼が前回王者というだけでなく、きょうまで一度も勝ったことがない相手だったので、特別な味わいがある」と報道陣に語った。
対するチチパスは、2021年、22年、そして昨年大会を制していた中で連覇を逃し、「受け入れるのは難しい」と悔しさをにじませ、「勝てる理由はすべてそろっている手応えがあった。本当に心が痛む」と付け加えた。
一方、デミノーは6-0、6-0の45分で第15シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に完勝した。
ディミトロフはウイナーわずか1本、アンフォーストエラー23本の内容に終わり、第2セットは5ポイントしか取れず、試合終了時には客席からブーイングが起こった。
第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は、フランスの新鋭アルトゥール・フィスを4-6、7-5、6-3の逆転で退けた。
昨年のBNPパリバオープン以来となるマスターズ1000優勝を目指しているアルカラスは、決勝進出を懸けた12日の準決勝でノーシードのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナとの同胞対決に挑む。
世界42位のダビドビッチ・フォキナは、アレクセイ・ポピリン(オーストラリア)に6-3、6-2で快勝し、準決勝に勝ち上がった。(c)AFP/Damien GAUDISSART