世界初の人型ロボットハーフマラソン 間もなく北京で開催
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【4月12日 CGTN Japanese】世界初の人型ロボットハーフマラソンが13日、北京で開催されます。中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)北京支局などが共同主催し、23の企業や大学の研究チームが参加する予定です。
参加リストには「霊宝」という黒いロボットがあり、最近多くの大会でレセプションや司会などのボランティアサービスを担ってきました。「霊宝」はすでに量産されている「CASBOT 01」ロボットで、同じタイプの銀色のものはラボ用特別仕様モデルで、今回のハーフマラソンレースに参加する選手でもあります。完走とスピード優先のニーズを考慮し、軽量で操縦性がより良いものです。同時に、その下半身の各関節装置はすべて露出しているため直接放熱が可能で、さらに胸には広い面積の放熱穴が装備されており、機械の持続的な運転を保証しています。また背面の電池も完全に露出しており、適時に交換できて便利です。
01ロボットは、すでに反復作業が求められる産業シーンや特殊な分野で運用されており、民生向けの02ロボットは年末にリリースされる予定です。メーカーは、今回のマラソンの機会を利用してラボ用特別仕様モデルを参加させることで、後続の研究開発試算のために最も現実的なデータフィードバックを得ることができ、さらに多くの協力と交流ができるとしています。
今回のマラソンには、人型ロボットメーカーの松延動力科技(北京)も参加し、身長わずか1.2メートルのN2ロボットを出場させます。N2は柔軟かつコンパクトでありながら優れた爆発力を持ち、小さくてかわいらしい外観のため、街に出るたびに注目の的となります。
同社の姜哲源首席技術官は、「ハーフマラソンは比較的総合的で公平、しかも標準化されたルールに基づいたテストだ。2足歩行人型ロボットの開発では、毎秒3.5メートルの最速走行速度を達成し、連続バク宙を成功させるなどいくつかの異なる高ダイナミック効果も実現している」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News