米トップインフルエンサーと中国歌手がデュエット 中国各都市で旅行ライブ配信
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【4月12日 CGTN Japanese】世界トップインフルエンサーのダレン・ジェイソン・ワトキンス・ジュニアさんが7日、中国中部の湖南省長沙市を訪れ、ある番組で中国の歌手大張偉と「陽光彩虹小白馬(Sunshine Rainbow White Pony)」をデュエットしました。
世界トップインフルエンサーとして、ダレンさんのYouTubeアカウント「アイ・ショー・スピード(I Show Speed)」には3800万人以上のフォロワーがいます。
一方、大張偉は本名が張偉で、中国で有名なシンガーソングライター兼音楽プロデューサーです。「陽光彩虹小白馬」は大張偉が作詞、作曲、歌唱を手掛けた作品で、2018年4月16日にシングルとしてリリースされました。
ダレンさんと大張偉の縁は「陽光彩虹小白馬」から始まりました。歌詞の中の北京の人が考えながらしゃべる時によく言う「内個内個(ネガネガ)」は黒人をけなす英語の単語と発音が似ているため、ダレンさんはあるライブ配信でこれを聞いて感情が高ぶり、その誇張されたリアクションがネット上で「面白い」名場面として話題になりました。その後誤解が解け、ダレンさんはこの歌を好きになり、ライブ配信で「陽光彩虹小白馬」を繰り返し流し、海外で意外な人気を博しました。
ダレンさんは大張偉に会う前、すでに長沙旅行のライブ配信を行い、地元の有名な観光地である岳麓山の頂上に登り、無形文化遺産の切り紙を体験し、魯班錠(分解・組み立てする寄せ木細工の伝統的な玩具)や刺しゅう、煎り茶などの中国文化を体験しました。
ダレンさんは長沙名物の「辣条(スパイシーなスナック)」を味わった後、辛すぎて胸をたたき、「なぜこの街の食べ物はすべて辛いのか」と、大きなカップのミルクティーを飲み干し、店員を「ミルクティーマン」と褒めました。
ダレンさんの中国旅行は3月に始まり、上海、北京、河南、成都、重慶、香港、深センなどを訪れ、編集も脚本もなく「クレイジーCitywalk」の全過程がライブ配信され、ネット全体にお祭り騒ぎを巻き起こしました。
ライブ配信では、現在の中国のリアルな生活の様子が映し出されています。時速350キロの高速鉄道のトンネルを通過する際も、ダレンさんの2Kハイビジョンのライブ配信が遅くなることはありませんでした。
現在までに、ダレンさんがYouTubeでライブ配信した中国旅行8回の累計視聴者数は5500万人を突破し、インスタグラムに投稿されたショート動画では、少林寺だけで「いいね」が1134万を超えています。
2022年以降、ダレンさんは世界を歩きながらライブ配信しており、すでに約25カ国を回っています。うち中国でのライブ配信は最も再生回数が多く、海外ネットユーザーの多くはダレンさんのライブ配信により、これまでの認識を覆したとして、「中国は非常に安全で、友好的で清潔だ。携帯電話だけに頼って一国や一つのことを知ることはできない。自分でその場所に行って、すべてのことを実感する必要がある」とコメントしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News