【4月9日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は8日、ホワイトハウスで最近伐採された樹齢約200年のモクレンの木(サザン・マグノリア)に代わる苗木を植樹した。ホワイトハウスは、トランプ氏のスローガン「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」とマグノリアをかけて、この新しい苗木を「MAGA(マガ)ノリア」と呼んでいる。

この木は、19世紀にアンドリュー・ジャクソン大統領が植えたとされ、「ジャクソン・マグノリア」として親しまれていたが、7日、安全上の理由から伐採された。

ホワイトハウスはX(旧ツイッター)への投稿で、トランプ氏が「歴史的なジャクソン・マグノリアの直系にあたるMAGAノリアの苗木をホワイトハウスに植えた」と説明した。

報道陣は植樹式への立ち入りを許可されなかったが、ホワイトハウスは、トランプ氏が金メッキのシャベルで地面を掘り、庭師とともにポーズをとる様子を収めた動画をSNSに投稿している。

国立公園局によれば、伐採されたマグノリアはホワイトハウス敷地内で最も古い木だった。

トランプ氏は3月、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でマグノリアの伐採について言及し、「残念ながら、すべてのものには終わりが来る」と投稿。状態が悪く、ホワイトハウスの入り口にあるため「取り除かざるを得なかった」と説明し、木材の一部は保存され、「崇高な目的のために活用される可能性がある」と述べていた。

樹木医も、この木には構造的に倒壊するリスクがあると指摘していた。(c)AFP