【4月8日 AFP】フランスの首都パリにある市内最大級のリサイクル工場で7日、大規模な火災が発生し、上空が黒煙で覆われた。

消防隊によれば、現場では約60台の消防車と200人の消防士が出動した。消防車が現場に急行できるよう、パリの環状道路の一部は閉鎖された。犠牲者は出ていない。

パリ17区のジョフレ・ブラール区長はBFMテレビに対し、「火災は地下で発生」し、消防隊が急行したが、「火は建物全体に広がり、全焼した」と語った。職員は全員避難したという。

市当局によれば、ごみ処理業者シクトムの同工場は、100万人近いパリ市民の家庭ごみを処理するために2019年に操業を開始した。

火災発生現場のすぐ隣には、イタリア人建築家のレンゾ・ピアノ氏が設計し、2018年に完成した、ガラス張りの高層ビルなどから成る裁判所の複合施設がある。(c)AFP