【4月6日 AFP】ロシア体操連盟(FSGR)は5日、国際体操連盟(FIG)から「中立の立場」を与えられた選手が、他の選手の排除に抗議して国際大会に出場しないことを決定したと発表した。

世界的な統括団体であるFIGは、ロシアが2022年にウクライナへ軍事侵攻を開始して以降、同国とベラルーシの選手を締め出していたが、3月下旬、ロシア国旗を使用せず、侵攻を公に支持しないことを条件に、12人のロシア選手が「中立」の立場で国際大会に出場することを許可した。

しかしFSGRは声明で「中立の立場を得たすべてのロシア選手が、FIGが主催する競技会への参加を控える決定を下した」と発表。理由については、他選手に対する「いわれない偏見による拒絶の数々」を挙げ、連盟は「そうした選手と立場を同じくする」と述べた。(c)AFP