ルペン氏公職追放、数百万人の選挙権奪う メローニ氏
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【4月2日 AFP】フランスの極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン氏が欧州議会の公金を不正受給したとして、自国の裁判所から公金不正流用罪に問われて5年間の公職追放を言い渡されたのを受け、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は1日、数百万人から選挙権を奪う行為だと批判した。
第2次世界大戦後のファシズム運動に起源を持つとされる政党「イタリアの同胞」の党首を務めるメローニ氏は日刊紙メッサジェロに対し、「マリーヌ・ルペン氏に対する告訴の実体も、このような強い決定の理由も分からない」「しかし、民主主義を尊ぶ人なら、主要政党の党首を標的にし、数百万人の有権者の権利を奪う判決を喜ぶことはできないと思う」と述べた。(c)AFP