中国、中医薬製造のスマート工場20か所以上を支援へ
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【4月1日 東方新報】中国工業情報化部は、中医薬の製造分野において、AIやデジタル技術を活用した先進的な生産ラインやスマート工場を20か所以上建設し、中医薬産業のデジタル化を推進する企業の育成を支援すると発表した。
21日に開かれた中国国務院の定例会見では、中医薬の品質向上や、中医薬産業の高品質な発展に関する取り組みが説明された。
会見で、「最近、人工知能(AI)が非常に注目されているが、工業情報化部は漢方薬産業への情報技術導入にどのような取り組みを行っているのか?」という質問があった。
これに対し、中国工業情報化部消費財工業司の何亜瓊(He Yaqiong)司長は、「今、話題のAI技術、特に『深度求索(DeepSeek)』などの最新AIの登場は、中医薬業界にもデジタル化、スマート化、環境に配慮した製造のチャンスを提供している。実際、大手の中医薬メーカーの多くがAIを取り入れ、消費者に人気のある製品やサービスを生み出している。AIや情報技術が進化を続けることで、中医薬産業のさらなる発展につながる基盤が整ってきた」と話した。
さらに何氏は、「工業情報化部はまもなく『医薬産業デジタル化推進プラン』を発表する予定だ」と述べ、その内容について以下のように説明した。
まず、中医薬の製造に特化したデジタル化の推進については、中医薬産業独特の生産工程を考慮した技術支援を強化し、品質管理に関する基準を満たすためのデジタル・スマート化システムを開発していく。
次に、産業界の課題解決に焦点を当て、コストダウンや品質向上、環境対策、安全性の向上、コンプライアンス強化など、具体的な問題を一つひとつ解決していく。このために、少なくとも20以上のモデルケースとして、デジタル技術やAIを活用した漢方薬の生産ラインやスマート工場を支援し、産業の参考事例として広く紹介する。
また、産業全体を支える公共サービスプラットフォームの整備を進める。漢方薬の研究開発、生産、流通、販売などの各段階にAIを導入し、企業間や地域間を超えた協力体制を構築することで、中医薬産業全体の効率化を目指すとしている。(c)東方新報/AFPBB News